松井 千枝子

Matsui Chieko (1899 – 1929)

Matsui-Chieko (1) Matsui-Chieko (2) Matsui-Chieko (3)

明治三十九年十二月四日東京浅草區駒形で生る。府立第一高女を卒へ舞臺教會に一寸加はり後東京シネマに走り『村の勇者』が処女映畫である。轉じて國活に移り松波美子と名乗り島田嘉七と共に人氣を博してゐた。大正十四年二月突如として妹潤子と松竹に入社し羽振りが好い國活では『延命院のせむし男』でお仙。松竹では『コスモス咲く頃』『受難華』『地下室』『海人』『俄か馭者』『濡衣』『海の勇者』の主演があり、最近では自分の原作脚色『哀愁の湖』で妹潤子と共に出演し、藝妓千春に扮してフワンを騒がしてゐる。純日本趣味の藝術的なシンミリしたものを好む。

『玉麗佳集』(1928年)