三村 千代子 (?)

Mimura Chiyoko (1903 – ?)

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松竹随一の性格女優、深刻な表情とそつのないしぐさは、悲劇の主人公として此の人の右に出づる者はあるまい。明治三十六年横濱に生れ、子供の時から高田實一座にゐて人氣があつた。大正九年九月松竹へ入社、種々の作品に出演して毎時成功を収めてゐる。

『世界のキネマスター』(1925年)

センチメンタルの表情の持ち主として評判が高く、「日本のリリアンギツシユ」とまでおだてられてゐる。彼女の藝はすべて性格描寫にある。愚鈍の表情と妬みの表情に至つては天下一品、恐らく我がキネマ女優界の一人者であらう。

『裸にした映画女優』(1925年)