森 静子 [Mori Shizuko]

Mori Shizuko (1909 – 2004)

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本名木村静子。明治四十一年東京澁谷に生る。九歳の時日活向島撮影所で『誘惑』に初演、後帝キネにも出演したが大正十二年マキノに入り更に阪妻プロダクシヨンに引抜かれ永く阪妻の相手役として活躍する丈けに藝は確かなもの。代表映畫は『蕾のまゝ』『小雀峠』『散りゆく花』『戀地獄』『戀となりぬ』等で役柄はういういしい娘役が得意。

『玉麗佳集』(中央書院、1928年)

本名木村靜子。明治四十一年、東京に生る。小學校通學中より舞臺に出演。十五歳の時日活に入つたのを初めてとして、各社を経て阪妻プロダクションにあり現哀松竹京都撮影所所属。主な近作は「浪花かゞみ」「辰巳の小萬」等で嵌り役は下町娘。身長五尺體重十一貫。

『芝居と映画 名流花形大寫眞帖』(1931年)

十五歳で初めてスクリーンに入り、二十六歳の今日まで、十年一日の如く舞妓や下町娘に扮する女優も少い – 彼女は今やスクリーンの萬年娘として新興キネマ女優を代表してゐる。時に男装したり、妖婦めいた役をも見事にし了せてゐるが、やはりその役どころは小娘である。日活、マキノ、東亞、帝キネ、阪妻を経て新興にあり、東京淺草の生れで實演の舞臺を踏んだだけあつて、三味線、舞踊を得意とし、新興トーキーの先陣を承ることになつてゐる。本名木村静子。

『處女作・出世作・代表作 映画花形大寫眞帖』(大日本雄弁会講談社、1934年)