07a – リードスイッチと磁石で撮影トリガーを作る

完全自作派のテレシネ機では「撮影のシャッターを押す」タイミングはプログラミング上の処理に属しています。フィルム送りを済ませ、撮影範囲が確定した段階でゴーサインがカメラ側に送られていきます。

映写機改造型では話が変わってきます。映写機の一部(ギア)とフィルムの位置が連動し、それにあわせて「シャッターを押すタイミングが決まる」訳です。そのため何らかの形で映写機/ギアに連動した物理的な「撮影トリガー」を組みこむ必要が出てきます。

ラズパイ・フィルム・キャプチャーなどでは「リードスイッチ」が使用されていました。磁場を利用した非接触タイプのスイッチで、身近なところでは磁石で開閉を感知する装置に組みこまれています。

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映写機のホイール(今回は置き換えたタイミングプーリー)の端に磁石(灰色)をひとつ取り付けます。磁石が離れている間はスイッチがオフになっていて、磁石が近づくと磁力で二つの端子がくっついてオンになります。このアナログ信号をデジタル化してラズベリーパイに取りこんでいきます。

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動作確認を行ってみました。モーターをゆっくり回転させ2秒強で一回転、一つのコマを撮影していきます。すると下の形で連続撮影を行うことができました。

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カメラを設置する微動ステージをねじで固定していなかったため、モーターの振動でカメラが少しずつ左に寄ってしまったのが失敗でした。リードスイッチが計画通りに動いてくれたので良しとします。