9.5mm映写機とフィルムの入手が難しくなっていた1970年代初頭、イギリスで設立されたのがノヴァスコープ社でした。閉鎖されたパテスコープ社のフィルムを引き取り、オリジナルのコンテンツを交えながら9.5mm映画の再活性化を試みていきます。
こちらの『給料日』はそのノヴァスコープ社によるものです。戦前の仏版に比べるとややコントラストが低く、青みがかったプリントが特徴です。戦後の映写機は明るいランプを使っているため低コントラストでも十分で、細やかな陰影が潰れずに見えるように配慮されたのではないかと思われます。
[タイトル]
Charlie the Bricklayer
[原題]
Pay Day
[製作年]
1922年
[IMDB]
tt0013486
[メーカー]
英ノヴァスコープ社
[カタログ番号]
1044
[フォーマット]
9.5mm 300ft(ノッチ無し)