
Early 1930s Rokuo-sha Sakurascope 16mm Silent Projector







六櫻社による最初の16ミリ映写機。1931年に発売された初号機は16ミリのみに対応していました。電源はモータ部にあり、ランプハウスは円筒型、レンズは「Sakura Kine Lens E.F. 2″」を採用していました。
1932年と33年にモデルチェンジが行われ8/9.5/16ミリの3形式に対応します。電源スイッチが土台部に移りランプハウスが角型に変更。手元にあるのはこの後期型で本体シリアルが1664。レンズの名称が「Sakura Projection Lens E.F. 2″」に変わっています。
1930年代初頭に大阪の写真店が粗品で配っていたレンズクリーナーにさくらスコープ広告を見つけました。250Wと400Wの2種類のランプに対応していたのが分かります。
また、さくらスコープは海外向けに輸出されており110V対応機種も現存しています。海外ユーザーさんがSNSで紹介している実機が少なくとも3台見つかりました。1番目と2番目はオーストリアのコレクターの所蔵品、3台目はスリランカ(!)の映画博物館です。
https://www.flickr.com/photos/heritagefutures/8582173692/
http://reeldeals.com.au/sakurascope/sakurascope.htm
https://www.facebook.com/177254236061821/photos/a.177716846015560/625863461200894/