1910年代前半のイタリアには俳優一家として有名なアルミランテの一族がいました。その一人、ルイージの結成していた劇団に参加していたのがイタリア・アルミランテ、トゥリオ・カルミナティ、そしてこのジュリエッタ・デ・リゾでした。
芸歴は長く、子役としても活躍していたようです。1910年代初頭から後半にかけて約20本の映画に出演、20年代末に自身の劇団を結成、舞台に専念したようで、時折トーキーに出演していたのを最後に記録が途絶えています。
イタリア国立チネテカのHPに1913年の『いいなづけ』35mmフィルム修復の記事が掲載されています。同作にジュリエッタ・デ・リゾが脇役で登場しているようです。