先日1月3日は女優クロード・フランス(1893 – 1928)の命日でした。
1928年初頭、クロード・フランスの訃報に国内は驚きと悲しみで満たされました。死因はガスによる窒息。遺書が残されていたそうです。動機は「絶望」とされ、恋愛関係のもつれが大方の意見でした。ところが死から一ヵ月後、奇妙な噂が流れ始めます。
クロード・フランスは第一次大戦中に看護婦として働いていました。この時に知りあった貴族に見初められ結婚。ドゥ・チリィ夫人となりました。この夫が大戦中にスパイ活動に関わっており、クロード・フランスもまたマタハリの告発に重要な役割を果たしたというものです。
噂は次第に大きくなり、当局による自殺説まで広まっていきます。後に関係者より否定されていますが、突拍子もない噂にしては細部がリアルなのが不気味だったりします。
絵葉書は仏フィルマ社製。亡くなる数か月前と思われる1927年の一枚です。
[IMDB]
nm0289799
[出身]
ドイツ
[誕生日]
3月9日
[時期]
1927年
[メーカー]
Editions Filma
[サイズ]
13.4 × 8.2 cm
[入手]
2017年1月