日本・男優より
明治三十六年東京市京橋生れ、早稲田大學商科を卒へ大正十年日活に入社、第一囘作品『母校のために』を主演してフアンに認められ一躍花形となる。大學出身の新進スターとして松竹の鈴木伝明と相對してスポーツ俳優の第一人者として知られてゐる。續いて『神州男兒の意氣』を主演して若き男女の共鳴を享け人氣を博す。現に日活の三大將の一人として河部五郎、酒井米子と共に重きを爲す。
『玉麗佳集』(1928年2月、中央書院)
明治三十二年、東京に生る。早大在学中に柔道選手として鳴らし、大正十四年日活にスポーツ俳優として迎らえれ、第一回主演『母校のために』以後、『覇者の心』『勝利の蔭に』『正義の強者』『阿里山の侠児』『鉄路の狼』『東洋武侠団』があり、日本最初の活劇スターとして働いた。
『写真・映画百年史 第2巻』 筈見恒夫 (鱒書房、昭和29年)
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浅岡信夫
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Nobuo Asaoka