「国別サインリスト ドイツ/オーストリア [Germany/Austria]」より
1910年代初頭、ドイツ映画で最初に活躍した女性監督としてハンナ・ヘニング(Hanna Henning、1884–1925)が知られています。初期は「ブビ君(Bubi)」という悪戯少年を描いた喜劇で人気を得ていました。
『ブビ君嫉妬する』(1916年)や『彼女も男の子』(1917年)など同シリーズの常連女優としてスクリーンに登場してきたのがアリィ・コルベルグでした。
1917年頃からハンナ・ヘニングが子供向け喜劇を離れより複雑なドラマに向かう中でアリィ・コルベルグも役柄を広げ始め、1919年にはカール・ルデルマン社に移籍、「アリィ・コルベルグ劇映画シリーズ」の名で主演作の連作を発表し始めました。

翌1920年がキャリアの頂点となり、カール・ハインツ・ベーゼやリヒャルト・オズヴァルト監督作品に出演。しかしこの年を境に出演歴が途切れています。この後に唯一クレジットされた映画では名が「Ally Kay-Bing」と変わっているため、結婚を機に引退したのではないかと言われています。
[IMDB]
Ally Kay
[誕生日]
不明
[出身]
不明
[コンディション]
B+
[メーカー]
Film Sterne
[サイズ]
13.5 × 8.5 cm