「フランス [France]」より
1913年の活劇『ファントマ』で怪盗ファントマを演じたのがルネ・ナヴァールでした。同作は仏活劇の中心がヴィクトラン・ジャッセ監督(『ジゴマ』『プロテア』)からルイ・フイヤード(『レ・ヴァンピール』『ジュデックス』)へと移り変わっていく転換点となった一作でもあります。
ナヴァールは1910年代にフイヤード作品で活動した後、20年代に同監督が亡くなった後も『ヴィドック』(1923年)や『ジャン・シューアン』(1926年)など活劇色濃い諸作で存在感を見せました。
ゴードラン夫人さま
R・ナヴァールの雄姿を
記憶に留めていただいていたことに
感謝の気持ちをこめてA Madame Gaudran,
En remerciement du bon
souvenir qu’elle a gardé
de
R. Navarre
第二次大戦中、パリ解放直前の1944年5月に残された一枚です。
[IMDb]
nm0622772
[出身]
フランス(リモージュ)
[誕生日]
7月8日
[データ]
Studio G.L. Manuel Frères Paris-Etoile
[サイズ]
8.8 × 13.8cm