1928 – 9.5mm 『弥次㐂多 鳥羽伏見の巻』(第二篇)池田富保監督 大河内傅次郎・河部五郎主演

1928-Yaji-kita_Toba-Fushimi
Yajikita: The Battle of Toba Fushimi
(1928, dir. Ikeda Tomiyasu)
Starring Ôkôchi Denjirô & Kawabe Gorô
9.5mm 『弥次㐂多 鳥羽伏見の巻』

池田富保監督の手によるコメディ時代劇。

尾上松之助亡き後の剣戟映画界で人気を博した河部五郎、その河部五郎をも上回る鬼人振りでスーパースターとなった大河内傅次郎を弥次さん喜多さんとして幕末に蘇らせた連作物。

普段はシリアスな顔つきで悪人をなぎ倒していく二人がざんぎり頭の一兵卒として跳ねまわっているミスマッチ感が受けたのだろうなと思います。傅次郎の顔芸の素晴らしさよ。

新妻四郎
新妻四郎(Niizuma Shirô)

見逃せないのは鬼班長・新妻四郎の存在感。恰幅の良い、強面のヒール役はチャップリンの『放浪者』や『伯爵』に出演していた名脇役エリック・キャンベルを彷彿させます。

本作はマツダ映画社所有分の断片プリント(約8分)を元にDVD化されており、9.5ミリ版はその後半4分に対応。ただし一部DVDに収められていない場面がありました。

上官の指示のもと弥次さん喜多さんは木箱の弾薬を担いで運ぼうとしています。敵軍の砲火を恐れて皆がへっぴり腰になっているのを見て鬼班長は「貴様達の臆病には底が無いツ!」と叱咤します。「俺の豪膽(ごうたん)には弾丸も除けるわい…」と嘲笑うのですが、そこに敵砲が命中、弥次喜多は「矢張り当たツた…」と目を見開きます。DVD版では鬼班長の登場場面とセリフが丸々抜けており、いきなり「矢張り当たツた…」の流れになっていました。

新妻四郎は前作「尊王の巻」でも脱獄を試みる荒くれ者役で登場、キーストン・コップ短編さながら同心との全力疾走の追いかけっこを見せていました。1910年代の欧米喜劇への愛情に溢れ、和風テイストに消化した良作だと思います。

[タイトル]
彌次喜多 鳥羽伏見の巻

[製作年]
1927年(公開は1928年)

[JMDb]
bd000620

[IMDB]
tt1320310

[メーカー]
伴野商会

[カタログ番号]
316

[フォーマット]
9.5mm (ノッチ有) 20m*2リール

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