1923~28年にかけて生産されていたベル&ハウエル社フィルモ映写機の初期機種。数字やアルファベットによる型番明記のないタイプで、モーター背面には「Automatic Cine Projector」の表記だけがあります。
このタイプの映写機は大きく二つに分かれ、前期型では土台が円形で映写機が垂直に立っていたのに対し、後期型」は楕円形の土台を採用し機体が斜めに傾いた独特のフォルムに変わっています。この機種は日本でも人気があり、1930年代に発売されたさくらスコープ映写機の土台部のデザインにも強い影響を与えています。











本体に差しこむ電源プラグの金具が「II」の平行型ではなく、直列「- -」型の規格を採用していました。電源コードが欠けていたため、今回はワニ口プラグを使ってランプの確認のみ行っています。