前回の9.5ミリフィルム「自家染色」の続きです。 綺乃九五式でスキャンした連続画像に様々なセピア系の色を付けてみたい…「デジタル染色」のプログラムをPython/OpenCVで書けないかどうか調べてみました。「キャンプ工学」というサイトで掲載されていた記事が分かりやすかったです。
Pythonでちょっと真面目に趣あるセピア調写真を作る。
処理の流れとしては
1)画像をcv2.imreadでOpenCVに読みこみ
2)画像名を定義
3)HSV画像のパラメーター(0=色相、1=彩度、2=明度)を変更していく。色相は0から180の間で任意に設定(180が赤、110が青、70が緑、30が黄色位に相当しています)。彩度は個人的に80で固定しました。明度は「白黒/COLOR_BGR2GRAY」で固定。
4)画像をBGR画像に戻してcv2.imwriteで保存し直す
となります。
もうひとつアナログ写真の現像やデジタル写真のフィルターで使用される「クロスプロセス」ができるか確認してみました。あまり挑戦している方が見つからなかったものの、英語圏の某写真サイトで分かりやすいプログラムが紹介されていました。


上記のプログラムは何れも単発の変換でした。ファイル名を連番にした複数画像を一括で処理し「今週の動画」に投稿してみました。