映写機用レンズの肖像 [02]: パテクソール・クラウス F=25mm

Pathéxor Krauss F=25mm (E. Krauss, Mid-Late 1920s)

レンズ名メーカー名製造国焦点距離F値使用映写機製作時期レンズタイプレンズ構成長さ(鏡胴含む)外径(鏡胴含む)
パテクソール・クラウスE・クラウスフランス25mm不明パテベビー映写機1930年代前半1920年代前半から30年頃3群3枚20.014.0
前玉タイプ前玉外径前玉厚みスペーサー(間隔環)中玉タイプ中玉外径中玉厚みスペーサー(間隔環)後玉タイプ後玉外径後玉厚み
10.01.92.010.52.552.3510.62.1

仏パテ社の初期カタログでは「極短焦点レンズ(Objectif court foyer extra F=25mm)」と記載されている一本で単品でのカタログ番号はF23k、定価は55旧フラン。今回比較テストにあわせて分解清掃、構成を確認したところスタンダードレンズとは異なり3枚3群のトリプレット型でした。

淡く柔らかい感じの発色・描写ですが、標準レンズと比べると一段シャープでケラれもやや目立たなくなっています。ただし標準レンズでは見られなかったフレア気味の部分や、流れるような放射状のボケが一部に発生しています。

以前に別項(「レンズの分解とパテクソール・クラウス f=25mmの話」)でも触れたように、2015年頃、映写機を集めてから割とすぐの時期にスタンダードレンズとの実写比較を行ったことがあります。

この時、パテクソール・クラウスの方は白く霞がかったソフトな感じで描写されていました。

ミラーレスにマウントして接写。クリーニングしたうえで実写に挑んだのですが、ソフトで甘い描写に変化はありませんでした。物足りない感じがしたため別構図で撮ってみました。

被写体深度は浅め、背景側に二線ボケ、手前が流れる感じになっています。ただし浮ついた感じは消えますよね。6年前のテスト結果も考慮に入れるとフレアの出やすい白基調のフィルムを苦手にしているのかな、と。


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください