正月休みに吟松寺を訪れました。


1月5日朝8時半、晴れ間が見えたかと思うとすぐに小雨のぱらつきはじめるあいにくの天候でした。



前回は金閣寺脇を抜けて紙屋川沿いを北上するルートを取りました。今年は逆に鷹峯までバスで向かい、そこから南下がてら寄る道順です。源光庵から小学校前を抜け、坂道を下っていくともみじ街道に出ます。道なりに歩いていくと紅葉の落ち葉が散りばめられた石塀の先にお寺の本堂が見えてきます。
小さな墓地の南東隅に近い一角に柳さく子地蔵が置かれています。この辺りは市街地と比べて1、2度気温が低く、カメラを準備していると雪がちらつき始めました。


初めて訪れたのが2015年のGW、次が2017年でしたので4年半ぶりになります。前回はカメラやレンズに興味を持ち始めたばかりの時期で思ったような写真は取れませんでした。山の端で音もなくざわめいている枝葉、静寂の中で立ち尽くす地蔵の質感。この独特な空気感を捉えるのはそもそも難しいのかなと思います。
手土産に古い雑誌の切り抜きを持参。かつて愛好家が保管していたもので手彩色が施されています。次にいつ来れるか分かりませんがそれまでお元気で。手を合わせて吟松寺を後にしました。