帝政ロシア/ソヴィエト初期映画史再訪 [13]
1903年ウクライナのキーウ(キエフ)に生まれる。1920年頃からオデッサの劇場で舞台女優の下積みを重ねていく。
1920年代の中盤、グルジア国営活動会社に招聘されウラジミール・バルスキ―監督によるレールモントフ三部作(『公爵令嬢メリー』『ベラ』『マクシム・マクシームィチ』)に出演、主人公である「現代の英雄」ペチョーリンと古くから付きあいのある妖婦ベラを演じています。
1929年にアモ=ベク・ナザリアン監督がアゼルバイジャンで撮った『アゼルバイジャンの女(セヴィル)』に出演。同作でヒロインの恋敵となる悪女を演じたのを最後に映画からは離れ、1930年代以降は舞台女優に専念。ジョージアのトビリシを拠点に戦後に至るまで息の長い活動を続けました。
一癖ある艶やかな悪女を演じきる映画女優は当時のソヴィエトでも珍しく、出演作数の少なさ(6作)にも関わらず印象に残る実力派でした。
[IMDb]
Bella Beletskaya
[Movie Walker]
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[出身地]
ウクライナ(キーウ)
[生年月日]
3月2日
[データ]
14.9 × 10.5 cm, KINOPECHAT Serie 4 – #A-2400 – Tea-kino-pechat – total print 25000 – Moscow, 1927 (КИНОПЕЧАТЬ Серия 4 – #А-2400 – Чай-кино-печать – общий тираж 25000 – Москва 1927 г. )