9.5ミリ (米パテックス) & 映画史の館・合衆国より
1928年10月11~15日にかけ、グラフ・ツエッペリン号(日本での当時の通称「ツエ伯号」)が初めて大西洋横断を成功させた際のニュースリール。今回入手したフィルムは冒頭に10秒ほどの欠落があってタイトルとドイツ出発の部分が無くなっています。
合衆国に到着、ワシントン~フィラデルフィア~ニューヨークへと向かっている途上の姿を複数のアングルで捉えた後、クルーを讃えるパレードの様子に切り替わり、乗船していた海軍士官チャールズ・E・ローゼンタールやジャーナリスト・ドラモンド・ヘイ等のスピーチを経て、ニュージャージーの格納庫に収まった船体の場面で動画は終了。
この10ヶ月後、グラフ・ツエッペリン号は世界一周の途上で日本を訪れています。人々の驚き、盛り上がりの一端は個人が撮影したフィルムからも伝わってくるものでした。