撮影機館より
先日、仏パテ社の動画カメラ用ハンドルグリップを見つけて取り寄せました。
鉤爪となった金属製アームを機体の横に沿わせるタイプです。仏パテ社では他にケーブルを機体の背面から回り込ませるタイプも市販されていました。
購入したのが2023年3月14日。ところが一週間してから米国の税関で引っかかり発送元(オレゴン州)に返送されたとのメールが届きました。追跡情報を確認した所、確かに戻されています。
メールには「委託先の配送業者より、輸出を制限又は禁止されている商品のためお荷物を届けることが出来ない旨連絡ありました」の文言が含まれていました。違法薬物、ワシントン条約違反、輸出不可食品等々を送ろうとしたときに見られる文面です。カメラの付属品になぜ?
どうやら元々の商品名が「仏パテ社ピストル・グリップ(French Pathe Pistol Grip)」だったために武器関連商品と見なされたようなのです。文字だけ見ると確かにそうで形もそれっぽい…自分事ながら思わず笑ってしまいました。送料を払い直し「今度は”カメラ用備品”で送ってください」と依頼し無事届けてもらいました。
イーベイに現アカウントで登録してから12年経っているのですがこのパターンは初。税関が頑張って仕事をしているのだと前向きに捉えることにしました。何にせよ彼の地で知らぬ間にテロリスト認定されていないことを祈るばかりです。