1920年代 仏パテ社「パテオラマ」(携帯用35ミリフィルムビューワー、小型幻灯機)

1920s-patheorama-bakelite01 1920年代に市販されていたハンディサイズの35ミリフィルムビューワー。ポータブル式の幻灯機と見ることもできます。
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側面の蓋を開いてフィルムを装着。正面の大きなレンズを見ながら光にかざすと拡大した静止画を見ることができます。パテ社はこのパテオラマ自体を組みこめる幻灯機「ココリコ」を同時発売していました。アダプターにパテオラマを置いて幻灯機に火を灯すと壁に画像が投影できるシステムでした。

パテオラマはベークライト製で、黒いフラットなデザインの廉価版が多く普及していました。手元にある機種はエンボス処理が施された上位機。デザインや色遣いに19世紀末アールヌーボー的な要素を見てとることができます。

フィルムは6本セットで売られていたようです。

独アレフ 35mm映写機

アレフは1920年代末にノルマレッテ/ノフィという35mm用映写機を発売していました。

今回入手した機体は本体の形やギア・リールの形がノルマレッテ/ノフィと同一なのですが細部にモデルチェンジが見られます。上部に持ち運び用の取っ手がついており、レンズフードが大きく、ランプハウスも大型化していて、本体の塗装のフォニッシュが茶系に変わっています。

装飾性の高い、悪く言うとゴテゴテしたデザインの割に入門機~中級機レベルの映写能力しかありませんが、そんなアンバランスもアレフらしい一台となっています。

[« Nofi »映写機を紹介しているベルギーの愛好家ブログ]
http://cinecollection-de.blogspot.jp/2010/11/lehmann-furth-germany-alef-35mm.html