瀧花 久子 (1906 – 1985)

瀧花久子

夫でもあった田坂具隆氏の監督作品でも活躍された女優さん。トーキー以後の作品が幾つか(『海軍』など)残っていますが、40年代以降は母親役などに回る機会が多くなっています。デビュー直後の姿を捉えた初期作では内田吐夢の『汗』(1929年)が現存。

『汗』は興味深い作品で、全体としては当時流行していた傾向映画(社会主義の影響を受けた作品群)に属しています。

島耕二が一文無しのまま町に流れ着き、労働者の群れに合流していく中で出会うのが町娘のお静(瀧花久子)。爽やかでまっすぐな彼女の言動がゆっくりと資産家の世界観を変えていきます。内田監督の力量でしょうか、傾向映画が陥りがちな思想の押しつけを感じさせない、ロマンチックで軽快な御伽噺に仕上がっていました。

Hisako Takihana (1906 – 1985))

[JMDb]
p0260310

[IMDb]
nm0847654

[出身]
日本

[誕生日]
3月4日