リリアン・ハーヴェイ Lilian Harvey (1906 – 1968) 独

Lilian Harvey Autographed Postcard
Lilian Harvey Late 1920s Autographed Postcard

日本でも人気の高い『会議は踊る (1931年)』『ガソリン・ボーイ三人組(1930年)』などの初期ドイツ製オペレッタで主演を務めた女優さん。キャリアのピークが30年代初頭ですのでサイレント映画女優というより初期トーキーのスターの呼び方がしっくりきます。

今回入手したのは1920年代後半のサイン絵葉書。髪型、まつ毛の作りかた、眉の描き方が30年代と違っています。サインの書き方も後年に比べ字がやや大きく筆跡もダイナミック。

30年代中盤以降、ナチス政権下で不遇をかこちキャリア後期に失速を見せました。それでもヴィリー・フリッチらとの共演で見せた眩さは褪せる気がしません。

1931-Der Kongreß tanzt
『会議は踊る』でのリリアン・ハーヴェイ

[IMDB]
nm0367613

[Movie Walker]
リリアン・ハーヴェイ(Lilian Harvey)

[誕生日]
1月19日

[出身]
イギリス(ロンドン)

[サイズ]
9.0 × 14.0cm

[データ]
Verlag Herm. Leiser, Berlin Wilm. 6007 Phot.Rembrandt

グラディス・クーパー (Gladys Cooper 1881- 1971) 英

Gladys Cooper 1914 Autographed PostcardGladys Cooper 1919 Autographed Postcard

第一次大戦前に人気のあった英女優グラディス・クーパーのサイン物2点。当時のイギリスで5本指に入る人気にも甘んじることなく研鑽を積み『マイ・フェア・レディ』(1964年)の老貴婦人役を含む息の長い活躍を見せました。

初期サイレント作品では歴史ロマンスの『ボヘミアン・ガール』(1922年)が現存。美形俳優として知られたアイヴァー・ノヴェロとの共演作で、物語は単純ながら丁寧に作られています。また後にディートリヒとの二人三脚で名を馳せるスタンバーグ監督が初めてクレジット(助監督)された作品としても知られています。

2枚の絵葉書は同一所有者の旧蔵品で、裏面にはそれぞれ「1914年7月」「1919年9月」の入手日が記入されていました。

[IMDB]
nm0178066

[Movie Walker]
グラディス・クーパー(Gladys Cooper)

[誕生日]
12月18日

[出身]
イギリス(ロンドン)

イリーナ・レオニドフ Ileana Leonidoff (1893 – 1968) 露/伊

イタリア未来派の代表作『Thais』 (1917年)でヒロインに抜擢され注目を浴びたのがイリーナ・レオニドフでした。

ロシア生まれで若くしてイタリアに移り住み当初はオペラ歌手の修業を積みます。まず映画女優として名を上げて歴史映画(『アッティラ』)や恋愛ドラマに出演、1922年を境にバレエに活動を移していきました。

ローマを拠点とし自身のバレエ団を結成海外公演を行っていた記録があり、1924年にロンドン公演を行っています。このサイン入り写真はその際の一枚と思われます。

とても綺麗な写真ですが数か所の汚れ、右下に目立つ破れがあります。

Ileana Leonidoff 1924 Autographed Photo

[サイズ]
15.0 × 20.0 cm

[IMDB]
nm0503064

[出身]
ロシア/ウクライナ

[誕生日]
3月3日

[コンディション]
C+

ウィリアム・ダンカン William Duncan (1879 – 1971)

william-duncan

1910年代に米ヴァイタグラフ社のスター男優として多くの連続活劇に登場していたのがウィリアム・ダンカンです。元々はイギリス生まれ、奥さんでもあったイーディス・ジョンソンをヒロインとした西部劇に多く主演していました。現存作品が少ないため知名度は低いものの全盛期にはダグラス・フェアバンクスを凌ぐ高給取りだったそうです。

印刷物かと思うほどのきれいなサインですが所々ムラのある白インク書きです。大文字の »D »の筆跡が独特で、最後の »n »の終わりを上に撥ねる癖があります。

[Movie Walker]
ウィリアム・ダンカン

[IMDB]
nm0242139

[出身]
イギリス(ダンディー・シティ、スコットランド)

[誕生日]
12月16日

[撮影]
Evans L.A.

[コンディション]
B-

[サイズ]
18.4 × 24.0cm

スイス パイヤール・ボレックス社 G916型 9.5mm/16mm両用映写機

イギリス仕様でレンズも英国製。バーミンガム在住のシネ・エキップメンツ有限会社が販売していた一台で同社ステッカーが貼られている。220Vから110V用の変圧器付属、元木箱付き。

製造: スイス
対応フィルム: 9.5mm/16mm 両用
対応電源:110~125V
コンセント:欧州仕様
レンズ: Dallmeyer Projection Lens F=50mm 181139
ランプ: 120V 750W (DDB)

[履歴]
2014年12月26日購入

ジャック・トレヴァー Jack Trevor (1890–1976) 英/墺

Jack Trevor

社会派劇の名手であるパブスト監督が1926年に『心の不思議』という毛色の変わった作品を残しています。精神分析を用いた夫婦間の愛憎劇で、主人公が嫉妬に駆られる美形青年役でジャック・トレヴァーが登場していました。また1929年の秀作『令嬢エルゼ』などにも名を見ることが出来ます。

宛名面には本人の筆跡で近作一覧(Meine neue Filme)がまとめられていて、『令嬢エルゼ』も含まれていることから1929年前半のサインのようです。

[IMDB]
nm0872465

[誕生日]
12月14日

[出身]
ドイツ

[コンディション]
B-

大正15年、タルラー・バンクヘッドTallulah Bankhead (1902 – 1968) 他2名のサイン寄書き

tallulah-tankhead

豪快な性格、奔放な私生活、ハスキーボイスで30年代合衆国の人気者となった女優がタルラー・バンクヘッドでした。

バンクヘッドは1920年代の一時期イギリスへと渡っています。舞台女優としての下積みの時期で中でもブレイクのきっかけとなったのが1926年の『彼らは欲しいものを知っていた (They Knew What They Wanted)』でした。

この作品で競演した役者3名(バンクヘッド/サム・リヴシー/グレン・アンダース)の寄せ書きがこちら。雑誌の写真を円く切り取り、黒い台紙に貼ったものをさらに画用紙にマウントしてあります。

Tallulah Bankhead
1931年のプレコード映画作品『私の罪 (My Sin)』(上)とヒッチコックの『救命艇』(下)

[IMDB]
タルラー・バンクヘッド Tallulah Bankhead (1902 – 1968) 米
グレン・アンダース Glenn Anders (1889 – 1981) 米
サム・リヴシー Sam Livesey (1873 – 1936) 英