昭和6年のアンナ・ステン (1908 – 1993) Anna Sten Анна Стен

アンナ・ステンに関しては淀川長治氏の回想を通じたハリウッド期の様子が知られています。氏の印象は好意的とはいえず、大物プロデューサーに気に入られて大役を射止めたものの、結果を出せず消えていった女優さんの位置づけでした。

ハリウッド以前の作品まで見ていくと印象が変わってきます。不器用だけれど真心のある田舎娘の役を得意とし、大きな瞳を十全に使いこなす20年代ソ連映画で稀有な存在でした。

結果論ですがハリウッドのスターシステムや映画作りが水に合わなかったのだろうな、と。

こちらのサインはハリウッドに渡る直前にドイツで活動していた1931年の一枚で、ローザ・パストールさん旧蔵の絵葉書となります。珍しい髪型に眉毛の描き方でマリナ・ヴラディに少し似ています。

[IMDb]
nm0826479

[出身]
ロシア(ウクライナ)

[誕生日]
12月3日

マリア・オルスカ Maria Orska (1893 – 1930)

Maria Orska Autographed Postcard

元々はマックス・ラインハルト劇団での舞台経験もある正統派女優さん。現存している1922年の歴史映画『フリードリヒ大王』(Fridericus Rex)にも出演しているようです。

1926年には実の妹が自殺。2年後には恋人の男性がやはり自死を遂げています。ドイツでの人気を確立していたのですが本人も後を追うように1930年に自殺。モルヒネ中毒の噂が流れました。ユダヤ系ロシア移民でファッションアイコンの面白い立ち位置にいたため早世が惜しまれます。

Maria Orska (1893 – 1930)

[IMDB]
nm1335202

[出身]
ロシア/ウクライナ

[誕生日]
3月16日

[サイズ]
8.7 × 13.6cm

[コンディション]
B