パイヤール・ボレックス社 DA-37型 9.5mm/16mm両用 サイレント映写機(1937年)

「映写機」より

別に紹介している1933年のDA型のアップデート版として1937年に発売されたのがこちらの通称DA-37です。

外観が一部変更され、筒型のランプハウスの横に半円状のせり出しが見られます。内部に羽が格納されていて、映写中に回転しながら光源のオン/オフを繰り返すのですが羽の大型化に伴ってこのようなデザインとなっています。その他スイッチなどに細かな仕様変更有り。

レンズは1:1.9のF=45mm、フレームのデザインが簡素化されています。最も大きな変更点は、ランプが以前の250Wから400Wに変更されたことです。

スペック、デザイン的な変更があるためDA IIとして売り出しても良さそうなものですが、実際には当時DAとして発売されており、シリアルも以前からの連番を踏襲しています。現在メーカーの公式ページではDA-37の名前で紹介されています。

シリアルナンバー: 12398
対応フィルム: 9.6/16mm
製造国:スイス
製造時期: 1937年~
レンズ: Hermagis Magister F=40mm 1:1.9 (シリアル無)
対応電圧: 110-125v
ランプ: 400w

スイス パイヤール・ボレックス社 G916型 9.5mm/16mm両用映写機

Late 1930s Paillard Bolex G916 9,5/16mm Dual Silent Projector
w/Dallmeyer Projection Lens F=50mm

D〜DA型映写機の後継機として1936年に発表され、50年代まで市販されていたボレックス名機のひとつ。

2014年にイギリスのセラーから購入。バーミンガムのシネ・エキップメンツ社が販売していた英国仕様の一台で、レンズが英ダルメイヤー製となっており、240/220Vから110Vにダウントランスする変圧器も付属していました。

D〜DA型映写機と同様、ゲージとスプロケット類を交換できる仕様になっています。

実際に使ってみた感想として、動きがなめらかかつ静かで安定しています。750Wのランプに対する排熱も上手くいっていて振動をほぼ零に抑えながら映写可能。当時の最高峰クラスのレンズを採用しているため画質も良く、1930年代の9.5ミリ用映写機としては最良のひとつと断定できます。

[メーカー名]
スイス パイヤール・ボレックス社

[製造]
スイス

[発売時期]
1936年〜50年代末

[シリアル番号]
G3716

[対応フィルム]
9.5mm/16mm両用

[対応電源]
110~125V

[コンセント]
欧州仕様

[レンズ:]
Dallmeyer Projection Lens F=50mm 181139
[ランプ]
120V 750W (DDB)

[履歴]
2014年12月26日購入

パイヤール・ボレックス社 DA型 9.5mm/16mm両用 サイレント映写機(1933年)

1933年にスイスのパイヤール・ボレックス社から発売されたのがこちらのDA型映写機です。

本体はやや扁平で、緑がかった灰色をしています。後方からフィルムを流しこみ、ゲージを通じてまた後方へと送り返す構造。実際にモーターのスイッチを入れてみると、その静かでなめらかな立ち上がりにおどろかされます。

普段とは異なるルートを使ってスペインから取り寄せた一台。注意書きのプレートがスペイン語表記になっています。

シリアルナンバー:5643
対応フィルム:9.6/16mm
製造国:スイス
製造時期:1933~37年
レンズ:Hermagis Magister F=40mm 1:1.9 (シリアル:274845)
対応電圧:110-125v
ランプ:250w