独アレフ 35mm映写機

アレフは1920年代末にノルマレッテ/ノフィという35mm用映写機を発売していました。

今回入手した機体は本体の形やギア・リールの形がノルマレッテ/ノフィと同一なのですが細部にモデルチェンジが見られます。上部に持ち運び用の取っ手がついており、レンズフードが大きく、ランプハウスも大型化していて、本体の塗装のフォニッシュが茶系に変わっています。

装飾性の高い、悪く言うとゴテゴテしたデザインの割に入門機~中級機レベルの映写能力しかありませんが、そんなアンバランスもアレフらしい一台となっています。

[« Nofi »映写機を紹介しているベルギーの愛好家ブログ]
http://cinecollection-de.blogspot.jp/2010/11/lehmann-furth-germany-alef-35mm.html

独アレフ ビルシン 9.5mm映写機

独アレフの9.5mm映写機で普及版の位置付けをされていた一台。オーストリアのウィーンで販売された機体で、土台部分に取扱業者フェリクス・ノイマンの銘が入っています。

写真は200フィート用の延長アームを付けた状態。右手前に見えるように、旧所有者がカスタマイズを行いパテベビー用のモーターを取り付け自動化しています。奥に見える縦長の筒は可変抵抗器でモーターにつながっています。入手した段階で配線がバラバラになっていたためモーターを仮接続して動作を確認しました。

シリアルナンバー:なし
対応フィルム:9.5mm
製造国: ドイツ
製造時期: 1920年代後半
ランプ: OSRAM 8203 25V 1A(Ushio 8000281, SM-8203, Philips 392N)

独アレフ アレスコープ 9.5mmサイレント映写機(1920年代後半)

「アレフ」はドイツの小さな玩具屋さんが製造していた映写機のブランド名です。入門機~中級者向けの映写機(9.5/16/35mm)は主にドイツ国内で流通していました。他の高級映写機メーカーが本体にシリアルナンバーを付していたり、レンズのメーカー名やスペックなどを明記していたのに対し、アレフ映写機には「アレフ」のロゴ以外何も書かれていません。

数少ない例外が、同ブランドの最上機として位置づけられたアレフスコープでした。レンズには中堅レンズメーカーLaack社の名が入っています。

ランプがこの時期としては暗め(25w)。動画を途中で止めてもフィルムにダメージがない熱量なので、静止画で詳細を確認したい人には丁度よい明るさです。また、パテ社製以外では数少ないノッチ(フィルム脇の切れこみで自動停止が起こる仕組み)対応機のため、映写できるフィルムの幅が非常に広い隠れた名機だったりします。

シリアルナンバー:なし
対応フィルム:9.5mm
製造国: ドイツ
製造時期:1929年頃
ランプ: OSRAM 8203 25V 1A 25W(Ushio 8000281, SM-8203, Philips 392N)