1930年代前半 – 9.5mm 『ニーベルンゲン第一部予告編』『メトロポリス予告編』(独パテックス版)

「フリッツ・ラング関連 [Fritz Lang Related Items]」 & 「9.5ミリ 劇映画」より

c1931 « Nibelungen Teil 1 : Siegfried » & « Metropolis » German Pathex Samplers/Trailers
元々2本の9.5ミリ西部劇をまとめた120メートルリールの冒頭に「おまけ」として付されていたものです。字幕がドイツ語なので独パテックス社の販促用で間違いないと思われます。戦前に仏パテ社や英パテスコープ社が自社作品の予告編やサンプラーを市販、配布していた記録は見た覚えがないため、このフィルムを見つけた時は驚きました。

残念ながら状態はあまり良くなく冒頭数センチが欠損。途中メトロポリスで白飛びが目立つのは自作スキャンの限界で、画面の明るい部分はEnfuse機能を使わないと上手く処理できないと痛感しました。

1915 – 9.5mm 『思ひ出(アルト・ハイデルベルク)』 (ジョン・エマーソン監督、米)

「9.5ミリ動画 05a 劇映画」より

古い大学町に遊学でやってきた皇太子と旅館の看板娘の恋と別れを描いたメロドラマ。19世紀末に戯曲として出版され人気を博しました。

サイレント映画としては1927年のハリウッド版が有名ですが、その12年前に最初に映画化されたものがこちら。人気絶頂だった美形俳優のウォーレス・リードとギッシュ姉妹の妹ドロシーが主演を務めています。

後年ドロシー・ギッシュは喜劇作品に多く主演するようになり、姉(リリアン・ギッシュ)のように悲劇に出たいとこぼしていました。ただ本作でも表情や動作がやはりコメディ風なんですよね。また、薬物中毒で早世したウォーレス・リードの貴重な主演作でもあります。

[タイトル]
Alt Heidelberg

[原題]
Old Heidelberg

[製作年]
1915年

[IMDB]
tt0005823

[メーカー]
独パテックス社

[フォーマット]
9.5mm

独パテックス社 モトカメラ H型 9.5mm動画カメラ(1930年代)

1930年代半ば~後半に仏パテ社が発売していた廉価モデル。こちらは独パテックス社仕様、上に革製の持ち手がついていて「PATHEX」のロゴが刻印されています。

本体シリアルナンバーは「649 H」。レンズには自国産のLaack Pololyt F=20mm 1:2.8を使用。仏製は現存数が多く中古市場でも供給過多となっておりますが、ドイツ製は数が少ないようです。

[メーカー] 独パテックス社
[本体シリアルナンバー] 649 H
[レンズ] Laack Pololyt F=20mm 1:2.8

独パテックス社 200B 9.5mm映写機

[製造] ドイツ
[対応電源] 105~130V
[コンセント] 欧州仕様
[レンズ] Meyer Görlitz Kinon Superior I / Hermagis 1:1.6 F 40mm
[ランプ] BA15S 115V 200W / BA15S 105V 200W