1909年(明治42年)フェルディナン・ゼッカ監督に宛てた仏作家の手紙
グルネル通り193番地 1909年3月29日 私の名をご存じとは知りませんでしたが 貴殿の映畫のある特定分野についてお話できるのであれば 嬉しく思いますし 面白いと思っていただける話ができるだろうと考えております。 多忙 … 続きを読む : 1909年(明治42年)フェルディナン・ゼッカ監督に宛てた仏作家の手紙
グルネル通り193番地 1909年3月29日 私の名をご存じとは知りませんでしたが 貴殿の映畫のある特定分野についてお話できるのであれば 嬉しく思いますし 面白いと思っていただける話ができるだろうと考えております。 多忙 … 続きを読む : 1909年(明治42年)フェルディナン・ゼッカ監督に宛てた仏作家の手紙
秘宝館・ファルコネッティ より 女優シュザンヌ・デヴォイヨドはコメディ・フランセ―ズ劇場の同僚数人と共に遊び半分で映画製作会社「モリエール映画社」を立ち上げ、スタニ・デルヴォワの筆名を使って『道化師』の脚本を書き上げた。 … 続きを読む : 1917 – ファルコネッティ主演 『ソムリヴ伯爵夫人』 仏パテ社オリジナルリーフレット
映画史館・フランス より 先日、仏パテ・フレール社製の28ミリフィルム数点が売りに出されているのを見つけました。1910年代中盤のパテ・コック映写機に対応、流通期間が数年という短命フォーマットで、フィルムが市場に出てくる … 続きを読む : 1910年代初頭 – 28mm 仏ゴーモン社・ボビー君喜劇のフィルムを見つけた話
『アベル・ガンス [Abel Gance]より ベルリアク夫人となった彼女は地味な舞台裏へと追いやられた気がして当初は驚き、心底傷ついた。今となって夫の心の中に自分の居場所がほとんどないことに腹を立てていた。夫は昼も夜も … 続きを読む : 1917 – 9.5mm 『悲しみの聖母』(アベル・ガンス) 1926年仏パテ社版プリント
自由気ままに生きる放浪の男(アンリ・クロース)が小さな村にやつてきた。普段から自然に慣れ親しんでいる男は不思議な知識の持ち主で、羊たちが謎の病気で死に始めた時にも手を貸して伝染病の拡散を防いだのであつた。村娘のトワネット … 続きを読む : 1917 – 『浮浪者』 (仏パテ・フレール社、アンリ・クロース監督)
AI(人工知能)で白黒写真をカラー化する技術はこの数年で大きく進歩していて、何らかの形で実例をご覧になったことがある方は多いと思われます。オンラインのサービスを提供しているところもあったので一枚のデジタル画像をカラー化し … 続きを読む : 1914年(大正3年) 黒いカーネーションの秘密
資産家エロー家の跡継ぎルイ(レオン・マト)は日々周囲に流される人生を送っていた。 孫の将来を心配した祖母(ウージェニー・バド)は旧友の遺児である娘エレーヌ(ユゲット・デュフロ)をルイの嫁にしたいと考えていた。しかしルイは … 続きを読む : 1917 – 9.5mm 『意志』(アンリ・プクタル監督、ユゲット・デュフロ主演)
「フランス [France]」より 1910~1930年代に人気のあった舞台系の役者/パフォーマーさん。 黒髪のおかっぱ、やや垂れ目気味、ぺったんこの鼻の童顔に大きなリボン姿…フランスの芸能界であまり見ないタイプの個性派 … 続きを読む : モード・ロティ Maud Loty (1894 – 1976) 仏
「9.5ミリ 科学/歴史/地誌/産業」より 1912年末にフランスで公開されたほぼ同名の作品を9.5ミリ用に再編集したもの。この作品については海外の映像研究家が論文を発表(『オリエンタリア』2017年第17号)しているた … 続きを読む : 1912 – 9.5mm 『消えゆく民 アイヌの人々』(仏パテ・フレール社作品)
「9.5ミリ 劇映画」より 或る夜、ジユリアンとアンドレ兄弟は闇に乗じてファルスブールの孤児院を抜け出した。亡き父の遺言を果たすため叔父が住む南仏マルセイユへ向かつたのである。父の旧友の助けもあり、二人は無事国境を越えフ … 続きを読む : 1924 – 9.5mm 『二少年によるフランス周遊記』(ルイ・ド・カルボナ監督)
秘宝館・『ジゴマ』 & 映画史の館・フランスより 戦中1943年に映画産業界組織委員(COIC)の提言を受け、映画史家アンリ・ラングロワ主導で「歴史調査委員会」が活動を始めました。1)初期映画に関わる情報収集、2 … 続きを読む : 1948年1月 -「ヴィクトラン・ジャッセと仏無声映画」(「歴史調査委員会」主催座談会)
秘宝館・『ジゴマ』 & 映画史の館・フランスより 1910年代初頭にエクレール社で活動していた「もう一人の映画監督」、ジョルジュ・アトのインタビュー。1948年3月にアンリ・ラングロワとミュジドラが同氏宅を訪れ実 … 続きを読む : 1948年3月 -「初期映画の思い出」ジョルジュ・アト(「歴史調査委員会」インタビュー)
「フランス [France]」より サインを求めてくる者たちを毎晩のようにす相手した後、ファルコネッティがスタッフ用入口から出てくるといつも同じ青年とすれ違った。 『ファルコネッティ伝』(エレーヌ・ファルコネッティ著、9 … 続きを読む : ファルコネッティ Renée Jeanne Falconetti (1892 – 1946)
「9.5ミリ 劇映画」より フランス西部、ブルターニュ地方で遠洋漁業を営む漁師たちの物語で、19世紀末に出版された同名小説の二度目の映画化となるものです。 タイトルにある「氷島」はアイスランドを指しています。2月から8月 … 続きを読む : 1924 – 9.5mm 『氷島の漁夫』(ジャック・ド・バロンセリ、仏パテ版)
「フランス [France]」より ガブリエル=ロバンヌは飽くまで華麗な仏蘭西の女性である。彼女の持つ美。それは一時に何者をも直ちに感受せしめねば止まぬ、實感性の強い美である。而も彼女には他に求め得られぬ氣品が保たれて … 続きを読む : ガブリエル・ロビンヌ Gabrielle Robinne (1886 – 1980) 仏