1918 – パール・ホワイト主演 『家の呪い(The House of Hate)』 DVD

連続活劇専門のDVD発売を手掛けている米シリアル・スカドロン社から2015年に発売されたDVD-r。資産家の遺産を受け取ることになった主人公パールが謎の覆面男に命を狙われる王道の物語です。本来は7時間に及ぶ作品ですが、現存するフィルムは半分の3時間半程となっています。

コレクター所有の16ミリをデジタル化したと思われ画質はあまり良くありません。『ポーリンの危難(1914)』や『拳骨(1915)』が一話一話の盛り上がりを重視していて全体では無理や破綻が見られるのに対し、『家の呪い』は流れを丁寧に作ってあって後半に向けてジワジワと盛り上がっていきます。

Helene Chadwick in The House of Hate

脇を固める役者としては美丈夫のアントニオ・モレノが安定した演技を見せ、後半に登場するヘレン・チャドウィックの個性も光っています。パール・ホワイト自身も自身のそっくりさんとして登場する死刑囚を巧みに演じていて、アクションにとどまらない展開で物語を豊かにしていました。

モリー・キング Mollie King (1895 – 1981)

連続活劇の最盛期だった1910年代後半、ギルソン・ウィレッツの小説(1910年)を基にした活劇 『二重十字の秘密』(1917年)のヒロインに抜擢されたのがモリー・キングでした。

『拳骨』で知られるルイ・ガスニエが監督を担当し、当初はパール・ホワイト主演で企画された作品なのですが実現せずお鉢が回ってきたようです。

モリー・キングは遺産相続の鍵となる秘密を握る女性を演じています。アクション面で機能していない印象もありますが、三角関係の中心でロマンスの要素を強める役割を果たしています。

1919年のサイン入り。

Mollie King (1895 – 1981)

[IMDb]
nm0455087

[出身]
US

[誕生日]
4月16日