【祝】「綺乃九五式」が本年度「みんなのラズパイコンテスト」グランプリを受賞しました

「綺乃九五式」9.5ミリ専用 フィルムスキャナー

「みんなのラズパイコンテスト」は日経BP(ラズパイマガジン/日経Linux/日経ソフトウェア)が主催する電子工作のコンテストです。第6回目を迎えた本年度、「【ラズベリーパイ × 戦前映写機】綺乃九五式 フィルムスキャナー」で初参加させていただき、栄えあるグランプリを頂戴する名誉に預かりました。大きな賞を頂き恐縮かつ光栄に思っております。プログラミングはまだまだ初心者ですので精進して参ります。

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【「綺乃九五式」で甦る戦前日本の風景】

c1929 「かごめかごめ」 9.5mm 個人撮影動画
「かごめかごめ」1929年頃 9.5mm 個人撮影動画
1930年 「鳩と戯れる進一」 9.5mm 個人撮影動画
「鳩と戯れる進一」 1930年5月28日大阪四天王寺にて 9.5mm 川口光羊氏撮影
1929年頃 「池の掃除」9.5mm 個人撮影動画
「池の掃除」1929年頃 9.5mm 個人撮影動画
1923年 「震災のその後」 9.5mm 仏ニュースリール
「震災のその後」1923年撮影 9.5mm 仏パテ社ニュースリール
1910年代後半~20年代初頭 「日本雪景色」 仏ドキュメンタリー短編
「日本雪景色」1910年代後半~20年代初頭 9.5mm 仏ドキュメンタリー短編

「綺乃九五式」は全くのゼロから作り出されたシステムではありません。様々なアプローチで電子工作に挑戦しソースコードや記録をGithub、Qiitaに残してくれた沢山のプログラマーさんや自作愛好家様たち、そして個人的にご支援を頂いた廣田昌義、北原ルミ御夫妻に心より感謝申し上げます。

2019年11月28日

「綺乃 九五式」開発記録 00 – 第6回試運転 ベータ版完成

これまでブログ記事として投稿してきた開発記録を別項『「綺乃 九五式」開発記録(2019年8月-)』として独立させ、これまでの記事はそちらに引っ越しさせていただきます。来週からは以前通りのフィルムやサイン物紹介に戻る予定です。

1930年代中頃 – 9.5mm『ニーベルンゲン』& 『メトロポリス』独パテックス社版予告編 (綺乃九五式 第3回試運転)

前回(9月21日)のテスト撮影で気になったのが画面上の光が均質でない点でした。下のスキャンで分かるように4ヶ所明るい部分が発生してしまっています。
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悪さをしているのは光源のLED電球。小型(G4口金)でワット数の小さなLEDは選択肢が少なく、アマゾンで中華メーカーの製品を注文しました。下の様な商品で、先端部分に並列になった黄色の光源が見て取れます。

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樹脂製のディフューザーで光を散らしていたのですが十分ではなかったようです。
1)25ミリ四方のすりガラスを購入して樹脂製のディフューザーに置き換え、
2)ランプハウス部の底面に鏡を置いて光の拡散を図りました。

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光源部のムラが消えているのが分かります。

また、スキャンするフレームによってピントが外れる問題もありました。モーターを回し続けているため撮影の瞬間に振動を拾っている可能性が高いと判断。このためモーターの速度自体をやや早くし、その代りに1.0秒の休止を挟んでその合間に撮影を行うようArduinoのプログラムを修正しています。

9.5mmフィルムらしい質感は捉えていて、画質は飛躍的に改善された気がします。

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しかしモーターを一回転→静止→一回転の形にしたことで別な問題が発生。静止するタイミングでフィルム送りに微妙(ゼロコンマ数ミリレベル)な誤差が出るようで、目立つほどではありませんが前回にはなかった上下のガタつきが出ています。一難去ってまた一難。

映写機回りの方はある程度安定してきたため、最終作業であるインターフェイスの構築にも取り掛かっています。あと半月程度でまとめたいと思っています。

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