入江 たか子 [Irie Takako]

Irie Takako (1911 – 1995)

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容貌風姿 – 一點の非の打ち所もないといはれるのが、現在スクリーンの女王と讃へられてゐる入江たか子だ。その張りのある双眸に、内田博士苦心の手術がほどこされてから、更に一層の妖艶さを増した。日活時代からの娘役者であるが、最近は凄艶無比の水藝師に扮して、當代一のエクランの花と絶賛されて居る。人も知る東坊城子爵家の姫君、文化學院を出てヴィタール小劇場の舞臺に立ち、昭和四年日活に入り、現在は入江プロの女撮影所長として映畫界に君臨して居る。本名東坊城英子。二十三歳。

『處女作・出世作・代表作 映画花形大寫眞帖』(大日本雄弁会講談社、1934年)