正面部を取りつける

ここからは平易な作業が続きます。正面部を斜めから倒すように傾けて本体にはめこみます。その後ワッシャーをはめてから六角ナット(大、銀色)で固定します。

注意すべき点としてナットをきつく締めすぎるとシャッター羽根が回らなくなることがあります。緩めたり締めたりしながらシャッターが綺麗に回るポイントを見つけて下さい。

映写機の「顔」に当たるこのパーツですが、幾つかのヴァリエーションがあります。

最初期のA型は正面に彩色されたエンブレムがペイントされていました(左上)。中期型からエンブレムが金属製となり側面に留められる形になります。円形エンブレムでもフランスで市販されていたパテ社版(右上)と合衆国のパテックス社版(左下)ではデザインが違います。縦長デザインもあり(右下)。スペイン向けの機種に彩色された独自デザインを見た覚えもあります。