1920~30年代 – 9.5mm 仏ハードコアポルノ動画集(『淑女と小間使い、運転手』『ロトの娘たち』他) 

9.5ミリ 成人向け動画 より

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“Dame, Boubette et Chauffeur” & “Les Fills de Loth”
1920-30s Hardcore/Softcore Porno 9.5mm Film Collection

年末に戦前期の9.5ミリポルノフィルムが2本届きました。出所は同一で一本は複数の既製フィルムを編集したもの、もう一本は個人撮影による複数人の屋外乱交を収録。今回はそのうち前者の紹介となります。

フィルムはパテ社製の100メートル用リールにマウントされており実際の長さは80メートル程、コマ数で1万強。手書きの紙片が添えられておりフランス語で「淑女と小間使い、運転手(dame, boubette et chaufeur)」「ロトの娘たち?(les filles de Loth ?)」の文字が残されていました。

手書き文字はフィルムの内容に大体対応しています。フィルムの約半分(5200フレーム強)は「淑女と小間使い、運転手」に当たっていて、その後1/4程(2500フレーム)が旧約聖書の近親相姦に題材を借りた「ロトの娘たち」になっていました。ただしその後も男性同士のプレイなど1〜2本、別作品の断片が付け加えられています。

「淑女と小間使い、運転手(dame, boubette et chaufeur)」

寝室の鏡台で身づくろいをしている淑女。背後で小間使いが髪を梳かしていたが、次第に雰囲気が盛り上がっていく。手にした櫛で陰毛を梳くと女は歓喜に身をよじるのであった。このタイミングで来客が到着、小間使いは男を控室に待たせ寝室に戻っていく。女と小間使いは客を気にせず愛撫と抱擁を再開。男が控室の鍵穴から覗くと二人が盛り上がりの真っ最中であった。矢も楯もたまらず寝室に入っていき…

「愛撫/愛に満ちた戯れ」 (Ein liebliches Spiel)

クレジットはありませんが仏トリブレ社製作の一作です。ただしオリジナルの9.5ミリプリントではなく、後年に外部の手でコピーされた劣化版でドイツ語字幕が一枚ついていました。複写した際に片側が浮いていて、作品全体を通して左端のピントがボケています。

「ロトの娘たち」

古代や中世に題材を借りたアダルト動画は戦前期にも多く作られていました。こちらは旧約聖書の『創世記』に登場するロトとその二人の娘をモチーフにしたハードコア作品。最後にイラスト入りの手書き字幕が一枚挿入されています。

「そしてロトが目を覚ました時は誰もいなかった」
(Et quand Loth s’éveilla, il n’y avait rien vu.)

別作品からの断片

フィルムの最後に追加されていたのは上の二本とも違った3P動画。繰り返しのコピーで画質が粗いのですが1910年代後半~20年代前半の作品に見えます。

来年に紹介する予定の個人撮影動画では馴染みの娼婦3人に依頼して屋外で乱交プレイをしています。今回の既製動画で男1+女2の組みあわせが目立つのもそういった趣味・嗜好性を反映しているのだろうな、と。