サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より
1910年代初頭、モーリス・コステロ、アール・ウィリアムズ、ジョン・バーニー等と並んで初期ヴァイタグラフ社を支えた男優の一人。

タイピスト役のリリアン・ウォーカー(中央)と並んで向かって左
右端で後ろ姿を見せているのはジョン・バーニー
EYEデスメット・コレクションより
ヴァイタグラフ社には1911年から2年間在籍。その後英国に渡りヘプワース社短編に出演、フローレンス・ターナーやクリッシ―・ホワイト等と共演作を残しています。1910年代中盤に映画界を離れ舞台に専念していきました。
1940年代中盤、ビリー・ワイルダーの要請に応じ再度カメラの前に立ちます。復帰作となったのが1944年の『深夜の告白(Double Indemnity)』で、不実な妻(バーバラ・スタンウィック)に謀られ、保険金目当てで殺されてしまう夫役を演じました。その後もフィルム・ノワール(1956年『青い戦慄』)や西部劇(1949年『拳銃無宿』)、時代劇(1953年『ジュリアス・シーザー』)など幅広い作品に出演しハリウッド映画の黄金期を下支えしていきます。
サインは英国のコレクターが所有していたもので1910年代中頃、英ヘプワース期の一枚と思われます。
[IMDb]
Tom Powers
[Movie Walker]
トム・パワーズ





