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明治卅九年群馬縣藤岡町生、日本女子大學女學部出身、大正十三年六月蒲田入社主演映畫「すね者」府下田端町一八六四大谷方

『國民新聞 附録 現代俳優寫眞と名鑑』（1927年2月）

群馬縣藤岡の出身、明治三十九年生れ。大正八年四月日本女子大學の女學部に入學、十三年三月卒業、モダーン式の女でダンス、洋樂何でもやるところから映畫女優を志望し同年六月松竹キネマに入社、處女撮影は『ストトン節』次いで『赤阪心中』で藝妓光代に扮し、『幻を追ふて』『ヴエニスの舟唄』『お雪とお照』を主演、又時代ものにも出演することがある。

『玉麗佳集』（1928年2月、中央書院）

本名も同じく佐々木淸野、明治三十九年五月二十七日生れ、大正十三年三月目白日本女子大學校女學部卒業、同年七月松竹蒲田撮影所へ入社今日に及ぶ。主なる主演映畫「夢の浮橋」「ベニスの船唄」「すね者」「父歸る」「處女の死」。身長五尺一寸、体重十一貫五百匁。趣味－テニス、讀書。嗜好物－チヨコレート、水菓子。現住所－東京都下田端九〇七。

『日本映畫俳優名鑑』（1928年7月、映畫世界社）