1917-22 忘れじの独り花(3)シャルロッテ・ベックリン Charlotte Böcklin (生没年未詳)

フィア・エーマンス旧蔵サインコレクション より

Charlotte Boecklin c1920 Autographed Postcard
Charlotte Boecklin c1920 Autographed Postcard
Die Filmwelt 1922-04-07 Charlotte Böcklin

二部から成る文化映画大作『劫罰への道』出演はまさに不意打ちであった。ベックリン嬢は初の栄冠を勝ち取りその後も『黒きマリオン』『黄金の書』『オカリナ』『沼兎』など数多の作品に出演していく。どの役柄もしっかり演じきっており何を演じても彼女である。ごく自然に、作為を感じさせずスクリーンを動き回り、辛い悲劇体験を演じる際には深い情感を見せるし、正反対の役柄では朗らかで楽しんでいると見える。何をしてもその才が現れずにいられないのだ。

「お馴染み役者の新たな姿:シャルロッテ・ベックリン」
『映画世界(フィルムヴェルト)』1922年第4号より

Ganz urplötzlich war sie aufgetaucht in dem grossen zweiteiligen Kulturfilm: “Der Weg der zur Verdammnis führt”. Damals holte sie sich ihre ersten Filmlorbeeren, und dann kamen nacheinander viele Films; ich erinnere nur an “Die schwarze Marion” “Das goldene Buch” “Die Okarina”, “Sumpfhanne” usw. Alle möglichen Charaktere spiellte sie durch, alles lag ihr. Natürlich und ungekünstelt schritt sie über die Leinwand, tief ergreifend, wenn sie die Tragik schmerzilichen Erlebens verkörperte und erheiternd und sonnig in einer entgegengesetzten Rolle. Alles an ihr verriet das Talent.

“Neue Bilder von alten Bekannten – Charlotte Böcklin”
Die Filmwelt, 1922 Nr.4

1918年、デクラ社の大作『劫罰への道』のヒロインに抜擢され注目を浴びたのがシャルロッテ・ベックリンでした。バイエルン映画社の劇映画(『黄金の書』『オカリナ』)で重要な役を務めていきます。目つき、表情にやや翳があり悲劇調の作品のヒロイン役として重宝され、また喜劇にも長けるなど万能型な演技力の持ち主とされています。

1922年の『路上の薔薇(Die Asphaltrose)』主演がキャリアのピークとなり、以後は後進に押され1925年を最後に女優業から離れました。

『ブッデンブローク家の人々』(1923年)より
『ブッデンブローク家の人々』(Die Buddenbrooks、1923)での
シャルロッテ・ベックリン
右端はクリスチャン役のアルフレート・アーベル

初期作品は見つかっておらずキャリア後期に出演した『ブッデンブローク家の人々』(1923年)が現存。物語後半に登場し主人公の一人クリスチャンをたぶらかし妻に収まっていく場末の踊子、アリーネ役を演じていました。

[IMDb]
Charlotte Böcklin

[Movie Walker]


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