情報館・DVD より
【2024年10月12日追記】 情報館に写真入りで「DVD/DVD-R/ブルーレイ」のページを追加しました。
本サイトでは2020年から年毎にお気に入りのデジタルリリースを一枚ずつ紹介してきています。10月に本年度分を投稿予定で今回併せて、無声映画を集中的に見始めた00年代前半からのベストリリースを一覧化してみました。
【2024年】
『復讐の夜』(キックスターター)La Nuit de la revanche
『ヴァイタグラフ喜劇集』(米キノ・ローバー)Vitagraph Comedies
【2023年】
【2022年】
『フュー・オ・ビ コレクション』 Vol. 1 & 2 (パラディウム映画社)Fy og Bi Collection, Vol. 1 & 2
『マリー・ドロ 秀作選』 (米グレイプヴァイン社)Marie Doro in Lost and Won & Castles for Two
【2021年】
『ティーミン』 (仏ゴーモン社) Tih Minh
【2020年】
『アウグスト・ジェニーナ作品集』(伊チネテカ・ディ・ボローニャ) Augusto Genina : Quattro film 1918-1930
【2019年】
『女流映画監督の先駆者たち4』(仏ロブスター社) Les Pionnières du cinéma – 4 Olga Preobrazhenskaya – Marie-Louise Iribe – Mary Ellen Bute – Dorothy Arzner
【2018年】
該当なし
【2017年】
『呪の列車(2017年アップデート版)』(米ハーポディオン社) The Juggernaut
『カフカ、映画に行く』(ドイツ映画博物館) Kafka geht ins Kino
【2016年】
『絞首台のトンカ』(チェコ国立映画アーカイヴ) Tonka Šibenice
『ミスタンゲット:無声映画特選集』(仏LCJ出版社)Mistinguett : 3 chefs-d’oeuvres du cinéma muet
【2015年】
『首狩り族の地で』(米マイルストーン社)In the Land of the Head Hunters
【2014年】
『踊る青春』(米ワーナー・ホーム・ビデオ)Why Be Good?
【2013年】
『エキゾチック・ヨーロッパ』(ベルリン技術経済大学)Exotic Europe (1905-1926)
【2012年】
『赤き灯』(ブリュッセル映画博物館)The Red lantern
【2011年】
『女ハムレット』 (ドイツ映画博物館)Hamlet
【2010年】
『ザトゥルヌ映画社』(オーストリア映像アーカイヴ)Saturn Filme
【2009年】
『放浪の砂漠』 (米グレイプヴァイン社)Wild Horse Mesa
『アイルランドの運命』(アイルランド映画協会)Irish Destiny
『蹂躙されたアルメニア』(アルメニア虐殺リソースセンター)Ravished Armenia
『ミス・メンド』(米フリッカー・アレイ社)Miss Mend
【2008年】
『ボヌール・デ・ダム百貨店』(仏アルテ)Au Bonheur des Dames
『ディーヴァ・ドロローザ』(蘭ツァイトガイスト・フィルム)Diva Dolorosa
【2007年】
『オープン・ロード』(英BFI)The Open Road
『ハリー・ラングドン・コレクション:ロスト&ファウンド』 (米オールデイ・エンターテイメント)The Harry Langdon Collection: Lost and Found
【2006年】
『ロスト・シリアル・コレクション』(米シリアル・スクワドロン)The Lost Serial Collection
『レ・ヴァンピール:吸血ギャング団』(仏ゴーモン社)Les Vampires
【2005年】
『エレクトリック・エドワーディアン』(英BFI)Electric Edwardians : The Films of Mitchell and Kenyon
『ステラ・ダラス』 (米サンライズ・サイレンツ)Stella Dallas
【2004年】
『パール・ホワイト活劇集』 (米サンライズ・サイレンツ)Pearl White Film
『ブルーフィルム 青の時代 1905-30』(仏ブラック・アウト)Polissons et Galipettes
【2003年】
『マッド・ラヴ』(米マイルストーン社)Mad Love – The Films of Evgeni Bauer
興味関心の変遷が現れているリストだな、と思います。とはいえ「チャップリンもキートンもラングもバルネットもドライヤーもムルナウも小津も何一つ入っていないじゃないか」のお叱りを受けそうではあります。
筆者は1990年代の学生時代に映画鑑賞会を開いたりレクチャー活動を行っていて、当時、各地の名画座や映画祭の特集企画、VHS/DVDや衛星放送を通じて名の知れた作品(『カリガリ博士』や『東への道』、『戦艦ポチョムキン』や『街の灯』など)は一通り触れていました。上のリストはそんな基礎修養を済ませた次の段階に位置していて、特に2000年代前半にロシア帝政期作品(エフゲニー・バウエル)とイタリアのディーヴァ映画、米仏連続活劇などを発見してからの鑑賞記録を反映したものです。
どこかのタイミングできちんと情報をまとめておきたいと思いつつ幾星霜。売却してしまったDVDもあって全て手元に揃っている訳ではないのですが、外観写真を撮り直し、記憶を遡りながら無声映画遍歴をたどり直していきます。