ダグニー・セルフェス Dagny Servaes (1894 – 1961) 独

『猫とカナリヤ』(1927年)で有名なパウル・レニ監督のデビュー作が『ハルト博士の日記』(1915年)です。美しい自然光に照らし出される2組の恋物語をレニは丁寧なカメラワークで追っていきます。 同作で主役を射止めたのが舞 … 続きを読む : ダグニー・セルフェス Dagny Servaes (1894 – 1961) 独

ジェラルディン・ファラー Geraldine Farrar (1882 – 1967)

サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より 嬢は元来は映畫俳優ではなかつたのだが、ラスキー會社の招聘に依つて、出勤の座と合意の上、映畫劇に出演する事を承諾したのである。それは有名な「カルメン」(一千九百十三年十一月十 … 続きを読む : ジェラルディン・ファラー Geraldine Farrar (1882 – 1967)

アリス・ヘシー Alice Hechy (1893 – 1973) 独

サイン館・ドイツ/オーストリア より アリス・ヘシー孃は独逸人として生を受け幼少時の多くをベルリンで過ごし、後にこの地で芸術家のキャリアを踏み出し始めることとなつた。嬢を映画に連れてきたのはエルンスト・ルビッチ氏であつた … 続きを読む : アリス・ヘシー Alice Hechy (1893 – 1973) 独

リア・デ・プッティ Lya de Putti (1897- 1931)

パラマウントの「サタンの嘆き」と「神我に二十仙を賜ふ」、ファースト・ナショナルの「燃ゆる唇」ドイツ、ウフアの「ヴアリエテ」 – リア・ド・プテイの昭和二年はまことに華々しかつた。ド・プテイの美は、昨年一年間で … 続きを読む : リア・デ・プッティ Lya de Putti (1897- 1931)

イロシュヴァイ・ロージ Ilosvay Rózsi (1901 – 1954) ハンガリー

舞台を中心に活動を行いながら映画と接点を持っていたハンガリー女優さん。1920年前後に人気があったようでブロードウェーの名作『キキ』のハンガリー版で主役を務めた記録があります。 映画では1918年『ルル』に出演。大きな役 … 続きを読む : イロシュヴァイ・ロージ Ilosvay Rózsi (1901 – 1954) ハンガリー

アイリーン・カッスル Irene Castle (1896 – 1973) 米

サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より ふとした機會から映畫界に現はれる事となつて、先づコート會社に這入つて、「生命の車」を撮影し、間もなくインターナショナル會社に移つて「パトリア」に出演した。この映畫は排日運動 … 続きを読む : アイリーン・カッスル Irene Castle (1896 – 1973) 米

ジュエル・カーメン Jewel Carmen (1897 – 1984) 米

サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より 或る日、嬢がローサンゼルスの珈琲店で休んで居ると、隣席に居た老紳士が何を思ひ出したのか一枚の名刺を嬢に示した。それにはガストン・メリエーといふ名が印してあつた。メリエーとい … 続きを読む : ジュエル・カーメン Jewel Carmen (1897 – 1984) 米

ヴァルシャーニ・イレーン Varsányi Irén (1876 – 1932)

「 ハンガリー [Hungary]」より 2015年の11月にハンガリーの古書店で売られていたサイン物の輸入代行を試みました。昨日その商品が到着、こちらはその1枚、初期映画や舞台で活躍したヴァルシャーニ・イレーンのサイン … 続きを読む : ヴァルシャーニ・イレーン Varsányi Irén (1876 – 1932)

レッセル・オルラ Ressel Orla (1889 – 1931)

表情豊かで躍動感のあった彼女は1910年代半ばのデビューですぐ人気者となり、ロマンチックな短編喜劇で役を任されるようになりました。この時期の作品ではリヒャルト・オズヴァルト監督による『ホフマン物語』(1916年)などが現 … 続きを読む : レッセル・オルラ Ressel Orla (1889 – 1931)

カーライル・ブラックウェル Carlyle Blackwell (1884 – 1955) 米

1910~20年代に多くのファンの心をときめかせたマチネー・アイドルの一人。 現存作品ではベティ・ブライスと共演した『She』(1925年)が有名ですが、出演作品一覧には初期映画隆盛に功のあったフランスの女流監督アリス・ … 続きを読む : カーライル・ブラックウェル Carlyle Blackwell (1884 – 1955) 米

リリアン・ギッシュ Lillian Gish (1893 – 1993)

「合衆国・カナダ・オーストラリア」より 初期グリフィス短編から遺作『八月の鯨』(1987年)まで、息の長いキャリアを築いたリリアン・ギッシュ。現存しているサイン物も多く、通常のサイン入りポートレート、献辞入りの自著、タイ … 続きを読む : リリアン・ギッシュ Lillian Gish (1893 – 1993)

ジーナ・パレルム Gina Palerme (1885 – 1977) 英/仏

サイン館 フランスより 記憶をどこまでさかのぼつてみても自分が悪魔に憑かれていたのだと思うのであります(演劇の悪魔ですが)。十になるかならぬかの私は仲間とともに「ごっこ遊び」に熱中しておりました。今となっては可笑しいほど … 続きを読む : ジーナ・パレルム Gina Palerme (1885 – 1977) 英/仏

ヴァルデマール・スィランダ Valdemar Psilander (1884 – 1917)

1910年代前半デンマークで最も人気のあった男優で1917年に若くして亡くなっています。 「P」の縦棒を下から跳ね上げるように書くのが特徴です。「⊃」も下から上に書き上げる手癖があり、それがうまく閉じ切らず先行の「V」と … 続きを読む : ヴァルデマール・スィランダ Valdemar Psilander (1884 – 1917)

パッシー・ルス・ミラー Patsy Ruth Miller (1904 – 1995)

サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より パッシー・ルース・ミラー(1904 – 1995)は『シーク』(1921年)などで端役を演じた後、1923年の『ノートルダムのせむし男』のヒロインに抜擢され注目 … 続きを読む : パッシー・ルス・ミラー Patsy Ruth Miller (1904 – 1995)

フェボ・マリ Febo Mari (1881 – 1939) 伊

フェボ・マリの監督した『灰(セネーレ)』は評価に揺れのある作品です。主演でもある名舞台女優、エレオノーラ・ドゥーゼ自身があまり気に入っていなかったためでもあります。 『灰』はサルデーニャ島民たちの喜怒哀楽から紡ぎだされる … 続きを読む : フェボ・マリ Febo Mari (1881 – 1939) 伊