1915 – 『名金』(The Broken Coin) 北島俊碩訳 春江堂(江東書院)・大活劇文庫
ノベリゼーション [日本] より 僅かに薄光の射込む地下室 – その中央に立つたキチーは、暫くは何も見分けられず茫然としてゐたが、其中に漸う薄闇に馴れて來たので四隣を見廻すと、正面の暗の中に異形の影があつた。 … 続きを読む : 1915 – 『名金』(The Broken Coin) 北島俊碩訳 春江堂(江東書院)・大活劇文庫
ノベリゼーション [日本] より 僅かに薄光の射込む地下室 – その中央に立つたキチーは、暫くは何も見分けられず茫然としてゐたが、其中に漸う薄闇に馴れて來たので四隣を見廻すと、正面の暗の中に異形の影があつた。 … 続きを読む : 1915 – 『名金』(The Broken Coin) 北島俊碩訳 春江堂(江東書院)・大活劇文庫
ノベリゼーション [日本] より かつて青年探検家ガストンとリーが南海の孤島を訪れ、神殿に埋もれたる財宝を見つけた。発掘にとりかかろうとした二人であったが島の火山が噴火、地元民によって助け出されたものの深手を負い、秘宝の … 続きを読む : 1917 – 『幽靈船』 (The Mystery Ship)泉淸風訳 春江堂・大活劇文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 今年最後の投稿は1929年11月に公開された日活作品『赤穂浪士』のトーキー文庫版です。大河内傅次郎が堀田隼人と大石内蔵助の二役を演じ、東亞キネマから移籍してきた光岡龍三郎が小林平七 … 続きを読む : 1929 – 『赤穂浪士』(日活太奏、志波西果監督) 春江堂・トーキー文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 煙の登る小屋の中には五十を過ぎた、胡麻塩頭の男が、もう炭釜の火は引いて仕舞つたらしい火の消えた炭竃の前で、炭俵を結はえる繩を綯うてゐるのだつた、そして其處の横の山の裾の岩の上では … 続きを読む : 1921 – 『山へ歸る』 (牛原虚彦監督、伊藤大輔原作&脚本、松竹蒲田) 1923年 榎本書店・演藝文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 1867年のアラスカ。英国から開拓にやってきた青年ジャック・メリルはロシア人のうら若き乙女オルガと恋に落ちる。女もまたその思いに応え、二人は程なく式を挙げる次第と相成った。二人の幸 … 続きを読む : 1922 – 『ユーコンの危難』(J・P・マクゴワン他監督、ユニヴァーサル社) 1924年 榎本書店・キネマ文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 第一次大戦下のドイツ。国全体が高揚感に満ち溢れ、愛国心を鼓舞するフレーズが氾濫する中、絶え間なく「死」と直面せざるを得なくなった青年兵たちの日常を生々しく描きあげた反戦映画古典。ド … 続きを読む : 1930 – 『西部戦線異状なし』 (ルイス・マイルストン監督、ユニヴァーサル社) 映畫研究會・トーキー文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より […] 恐怖に奪はれながら眺めてゐるイルマを、メーソンは、無理無體に、太縄で縛り附けて了つた。イルマを縛り附けた太縄の一端を風船に結び附けたのだ。 「さあ。此處に、硫酸がある。 … 続きを読む : 1918 – 『七ツ真珠』 (ルイ・ガスニエ他監督、パテ・エクスチェンジ社/アストラ社) 春江堂 ・ 大活劇文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 奥州街道那須野ヶ原の一隅に高い建札が立つてゐる。 建札の下には、生々しい首がさらしてある。 『何です!』 『生首か – 』 『えツ』 通行人が物見高く集まつて騒いでゐ … 続きを読む : 1930 – 『仇討浄瑠璃坂』(東亞キネマ、後藤岱山&石田民三監督) 直木三十五原作 トーキー文庫
情報館・ノベリゼーション [日本]より 活動寫眞興業者は觀客吸引策に就いてニ六時中その頭腦をなやめてゐる。東京電氣館がニコニコ大會を前後數囘開催して非常なる成功を遂げてから、此事あつて日本全國の常設館に於いてニコニコ大會 … 続きを読む : 1916 – 『滑稽喜劇 ニコニコ大會』 (河野紫光、春江堂)
サイン館・合衆国/カナダ/オーストラリア より 男装のヴォードヴィル芸人として、キャスリーン・クリフォードは山高帽、燕尾服に方眼鏡姿で登場していた。垢ぬけたファッション感覚で「町一番の伊達男」の異名を受けることとなつた。 … 続きを読む : キャスリーン・クリフォード Kathleen Clifford (1887 – 1962) 米
蹴倒す、投げ出す、打倒す、ハツチは鬼の如く荒廻つた末遂に二人の幽閉されてゐる室へ飛び込んだのである、それツと二人の婦人を抱いて船室から飛び出ようとする時であつた、どうして焔へ上つたか船は炎々たる紅蓮の炎に包まれてゐるので … 続きを読む : 1921-22 『ハリケーン・ハッチ』(米パテ・エクスチェンジ社、ジョージ・B・サイツ監督)
伊藤大輔監督の初期傑作の一つ。こちらは公開(1929年9月20日)の5日前に発売された16ページの小説版。 現在国立映画アーカイブが所有している『斬人斬馬剣』復原版は9.5ミリ縮約版をブローアップしたものとなっています。 … 続きを読む : 1929 – 『斬人斬馬剣』(松竹、月形龍之介主演、伊藤大輔監督) 瀧本時代堂 説明本
芳三郎の身は漸く危險を免れたが、哀れや遊女の此花は、此の騒ぎの最中に、南蠻虎の手下の爲めに拉し去られて、南蠻寺の隠れ家に連れて行かれた。惡漢の大將なる南蠻虎と彌六の辰、鮟鱇の重は不思議にも捕手を逃れて行き方知れずになつて … 続きを読む : 1926 - 高木新平主演 『南蠻寺の怪人』(東亞、長尾史録監督) 説明本・出版者不明
湯川明文館による映畫文庫の第2番として公刊されたのが『雄呂血』でした。公開から約4か月後の1926年3月5日に初版。同月の10日までに十五版を重ねています。全124頁。表紙は二色刷り。冒頭に4枚のスチル写真があり、はしが … 続きを読む : 1925 – 『雄呂血』(阪妻プロ、二川文太郎監督) 湯川明文館・映畫文庫
嶮しいだらだら坂を下りて、もう麓も近いと思はれた頃、ふと眞十郎は歩みをとゞめて、 「靜に。」 と皆を制した。 「あれは何んだらふ。」 眞十郎が指さす方を見下すと、木の間がくれに白いものが飜つてゐる。 「はて何でせう。 … 続きを読む : 1925 – 『落武者』(松竹蒲田、清水宏監督) 湯川明文館・映畫文庫
大正五年に日本で公開された『呪の列車』はキネマ文庫(榎本法令館)など当時の説明本文庫で取り扱われることはありませんでした。唯一、子供向けの読み物雑誌として人気のあった「飛行少年」誌の大正五年十二月号に「繪もの語」版6頁が … 続きを読む : 1916 – 「活動繪もの語:呪の列車」(『飛行少年』大正5年12月号所収、日本飛行研究會)
『サアサア、行け行け、今日こそは思ひのまゝに腕だめしをしてやるぞつ…』と、乾分どもはわいわいと出かけて行くので、今や大利根一帶の沿岸は殺氣滿ち充ちて今にも血の雨、血の川は目前に現はれ出るやうな氣がして來るのであつた。 斯 … 続きを読む : 1929 – 『大利根の殺陣』(東亞、嵐寛壽郎主演、後藤岱山監督、山中貞雄助監督) 瀧本時代堂 説明本
或る夜のこと、京都三條の橋の畔り淋しい所を通つて行くと彼方なる暗がりの物影より突然現はれ出た、四五人づれの壯漢があつた。 『ヤアツ…來たぞ』とばかりに、彼等がさゝやきの聲の未だ絶えぬ間に、最ふ彼等の白刄は半平太の前後左右 … 続きを読む : 1929 – 『月形半平太』(東亞、草間實主演、枝正義郎監督) 瀧本時代堂 説明本
何は兎もあれ、生命に代えて守護して居る大切なる御宸筆が怪賊の手に奪られたあつては、朝廷に對し奉りて御申譯がない。何うあつても之れを尋ね出さなければならぬ、と一大決心を起したのが少將の令嬢八重姫である。 『譬え女でも武士の … 続きを読む : 1926年 – 市川右太衛門主演『孔雀の光 前編』(マキノ、沼田紅緑監督)説明本・出版者不明
「阪東妻三郎関連」より 彼の武士は、いよいよ圖に乗つて亂暴を働いて居る、此有様を見た兵之助は忽ちムツと怒り出し「ヤア無禮な奴である。場所もあろうに斯る遊里の巷で亂暴を爲すとは男らしくもない奴じゃヨシ俺が取つ締めてやるぞ」 … 続きを読む : 1926年 – 阪東妻三郎主演『幕末』(阪妻プロ 、宇澤芳幽貴監督)説明本・出版者不明