] 映画の郷 [ 電子工作部 : 9.5ミリ動画カメラ 復権プロジェクト 1)フィルム加工機をデザインする

2022年から23年にかけ、戦前期の9.5ミリ動画カメラを実使用して動画が撮影できないか何度か挑戦してみました。国外で少なくとも2例、期限切れのフィルムを使用して撮影に成功した例があってそれに倣ったのですが、結果は上手く … 続きを読む : ] 映画の郷 [ 電子工作部 : 9.5ミリ動画カメラ 復権プロジェクト 1)フィルム加工機をデザインする

1930年代 英 ミダス 9.5ミリ映写・撮影両用機 w/テイラー・ホブソン・カム・アナスティグマット f/2.5レンズ

映写機館 & 撮影機館 より 1930年代、9.5ミリ小型映画の世界でフィルムの撮影機能と上映機能を一台の機械にまとめてしまう「カムジェクター(映写撮影両用機)」の市販が行われていました。中心となっていたのが英国 … 続きを読む : 1930年代 英 ミダス 9.5ミリ映写・撮影両用機 w/テイラー・ホブソン・カム・アナスティグマット f/2.5レンズ

1920年代後半 米パテックス社 パテックスグラフ (間字幕作成機/タイトラー)

撮影機館より ホームムービー製作時に題や字幕を撮影するための補助器具「タイトラー(titler)」で、仏パテ社からは「パテベビーグラフ(Pathé-Babygraphe)」の名で市販されていたものです。今回入手したのは米 … 続きを読む : 1920年代後半 米パテックス社 パテックスグラフ (間字幕作成機/タイトラー)

1930年代初頭 パテベビー関連商品カタログ(樫村洋行/満州・大連)

情報館・9.5ミリフィルム&パテベビー関連資料 より 大連市繁華の中心たる浪速町と伊勢町と相交叉する十字街路の一画に巍然たる三層樓の屹立せるあり、是れ大連市に於ける時計及び貴金屬品の老舗として知られたる樫村洋行にして、店 … 続きを読む : 1930年代初頭 パテベビー関連商品カタログ(樫村洋行/満州・大連)

仏パテ社 ウェボ動画カメラ用ハンドルグリップ

撮影機館より 先日、仏パテ社の動画カメラ用ハンドルグリップを見つけて取り寄せました。 鉤爪となった金属製アームを機体の横に沿わせるタイプです。仏パテ社では他にケーブルを機体の背面から回り込ませるタイプも市販されていました … 続きを読む : 仏パテ社 ウェボ動画カメラ用ハンドルグリップ

1920年代末、9.5ミリ動画フィルム現像の資料一式

9.5ミリフィルム&パテベビー関連資料より 現在サイトのトップページには米パテックス(Pathex, Inc.)の社名が印刷された紙資料の画像が使われています。2012年12月、モトリクス動画カメラとフィルム6本を入手し … 続きを読む : 1920年代末、9.5ミリ動画フィルム現像の資料一式

1930年代後半 「消えたxの謎」 独パテックス社 モトカメラ H型 9.5ミリ動画カメラ

撮影機館 より メイヤー・ゲルリッツ社のトリオプランはボケ(特にバブルボケ)の魅力を欧米に広く知らしめ、現在のレンズブームの原動力の一つとなった個性的なレンズです。1930年代の9.5ミリ動画カメラにも同レンズを搭載した … 続きを読む : 1930年代後半 「消えたxの謎」 独パテックス社 モトカメラ H型 9.5ミリ動画カメラ

パテベビー解体新書 実践編(4)ノッチとエンドマークを切る

パテベビー解体新書 実践編 より 別投稿(「ノッチ機構の仕組みを理解する」)で触れたように、1920年代の9.5ミリフィルムには字幕部の一時停止を行う「ノッチ」(英:notch 仏:encoche)が切られています。動画 … 続きを読む : パテベビー解体新書 実践編(4)ノッチとエンドマークを切る

1934 – 昭和9年2月 『パテーベビー月報 第48号』

情報館・9.5ミリフィルム&パテベビー関連資料 より パテベビー映写機の百寿の記念日が近づいてきています。フランスでは12月にパテ/ジェローム・セイドゥ基金主催のシンポジウムが開催予定、日本では京都おもちゃ映画ミュージア … 続きを読む : 1934 – 昭和9年2月 『パテーベビー月報 第48号』

1933 – 昭和8年10月 『パテーベビー月報 第44号』

情報館・9.5ミリフィルム&パテベビー関連資料 より 村人の情に依つて父の仇を討ち今もその村の寺に住む十時來三郎と元代官の用心棒の左源太は領民の慘苦を見かねて此の窮状から救ふと決心した。その夜から君側の奸臣が一人々々襲は … 続きを読む : 1933 – 昭和8年10月 『パテーベビー月報 第44号』

1934年頃 独ツァイス・イコン社 モヴィコン8 戦前縦長型と初期ゾナー

撮影機館 より 今年になって突出した進歩を見せたひとつがツァイス・イコン社によって導入されたモヴィコン8カメラで、先行のモヴィコン16の機構に多くの改良を施している。同機はダブル8だけではなくノーマル8用フィルムにも対応 … 続きを読む : 1934年頃 独ツァイス・イコン社 モヴィコン8 戦前縦長型と初期ゾナー

1930年代 仏パテ社モトカメラ用ワイドコンバーター&フード (日本製・ダイヤ印)

以前に紹介したターレット式のフィルター付きモトカメラに付属していたワイドコンバーター。仏パテ社が発売していたモトカメラ用「アンプリ・パテ(Ampli-Pathé G2)」の日本版コピー商品。 元箱に「九ミリ半用/ダイヤ望 … 続きを読む : 1930年代 仏パテ社モトカメラ用ワイドコンバーター&フード (日本製・ダイヤ印)

1920年代後半 仏パテ社モトカメラ用 ポートレート・レンズ・アタッチメントセット

初代のパテベビー撮影機とその発展形モトリクスに対応した接写用のレンズ&フィルターアタッチメントセット。 最初期のパテベビー撮影機はレンズが単焦点でした。「ピントをあわせる」という発想がなく、普通に撮影すると狙っていた対象 … 続きを読む : 1920年代後半 仏パテ社モトカメラ用 ポートレート・レンズ・アタッチメントセット

1930年代 「ベビー・アイリス」(日本製・無銘)

撮影中に絞りを開いたり閉じたりする「アイリス・ショット」用の専用フェイダー。パテ社でも同種のアクセサリーが発売されていて、こちらは日本製ノーブランドのコピー版。 パテ社のモトカメラ発売は1927年までさかのぼるのですが、 … 続きを読む : 1930年代 「ベビー・アイリス」(日本製・無銘)

1950年代中盤 仏パテ社 ウェボ A型 リュクス 9.5ミリ動画カメラ

仏パテ社が1940年代に発売していた9.5ミリ撮影機ウェボA型の後継機で1954年から58年に製造されていたもの。 先行のA型に比べるとやや丸みを帯びたデザインに変更されています。基本スペックに変更はなく15m用フィルム … 続きを読む : 1950年代中盤 仏パテ社 ウェボ A型 リュクス 9.5ミリ動画カメラ

2022年1月5日 – 京都・おもちゃ映画ミュージアム

2022年1月5日夕方、京都のおもちゃ映画ミュージアムにお邪魔してきました。 戦前の映写機やフィルムについて調べていると頻繁に名前を見かけます。開館した2015年にはすでに京都を離れていたため訪れるのは今回が初めて。 T … 続きを読む : 2022年1月5日 – 京都・おもちゃ映画ミュージアム

1974 – 『サムライ – ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』(Le Cinéma selon Merville、ルイ・ノゲイラ著、セゲルス社) 仏語版初版

ノゲイラ:この頃すでに9.5ミリの映画を何本か撮られていたんですか。 メルヴィル:初めて手に入れた動画カメラが手回し式のパテーベビーで1924年の1月、私は6才でした。当時パリ9区のショセ・ダンタン通りに住んでいて、初め … 続きを読む : 1974 – 『サムライ – ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』(Le Cinéma selon Merville、ルイ・ノゲイラ著、セゲルス社) 仏語版初版

1930 – 『パテーの自家現像』(吉川新形式寫眞叢書・第一篇、吉川速男著、アルス社)

今回9.5ミリ動画カメラを実使用するに当たってまず参考にしたのは歸山教正氏の『シネ・ハンドブック』(1930年)でした。もう一冊9.5ミリ専用の書籍が欲しいな…と見つけ出したのがこちらの『パテーの自家現像』。某古書店ブロ … 続きを読む : 1930 – 『パテーの自家現像』(吉川新形式寫眞叢書・第一篇、吉川速男著、アルス社)