吉頂寺 光/吾妻 三郎 [Kicchôji Hikaru / Azuma Saburô]
日本・男優 より 阪妻の人気が上がって、各社が阪妻そっくりのスタアをつくろうと大童になった。谷崎十郎や阿部九州男などがそうして生まれたのだが、中には千葉三郎と音感を似せたのや、吾妻三郎というのも出た。だれもあづまとは読ま … 続きを読む : 吉頂寺 光/吾妻 三郎 [Kicchôji Hikaru / Azuma Saburô]
日本・男優 より 阪妻の人気が上がって、各社が阪妻そっくりのスタアをつくろうと大童になった。谷崎十郎や阿部九州男などがそうして生まれたのだが、中には千葉三郎と音感を似せたのや、吾妻三郎というのも出た。だれもあづまとは読ま … 続きを読む : 吉頂寺 光/吾妻 三郎 [Kicchôji Hikaru / Azuma Saburô]
日本・男優 より 本名は髙橋英二 [原文ママ]、チヤキチヤキの神田ッ兒で明治三十六年生れ、大正九年七月大正活映に入り故栗原トーマスの下で『邪性の淫』の主演をやり、其後東亞、阪妻プロダクシヨンを経て十四年十月日活に入社し現 … 続きを読む : 岡田 時彦 [Okada Tokihiko]
日本・男優 より 彼は明治三十七年十二月に京都市下京區西ノ京伯樂町で生れた。法政の豫科を出てから大正十三年三月に日活に入り、最初の主演映畫『大地は微笑む』に依つて始めて彼れの天分を認められて一躍名聲を博した。其後『人間』 … 続きを読む : 中野 英治 [Nakano Eiji]
日本・男優より 本名松崎一郎。明治卅七年東京に生る。原籍は長野縣。日本大学美學科に學び大正十三年松竹蒲田へ入社、後一時松竹を去つて大正十五年十一月再度蒲田の人となる。主な近作は「微笑む人生」「巨船」等。身長五尺六寸。體重 … 続きを読む : 結城 一朗 [Yûki Ichirô]
日本・男優 より 本名三枡豐三郎、明治二十五年三月、名古屋市に生る。明治四十年東京三崎座で高田實を師として初舞、大正十年八月松竹キネマに入社、「琵琶歌」「金色夜叉」等に出演、大正十一年十二月日活に入社、「血と靈」「女性は … 続きを読む : 三桝 豊 [Mimasu Yutaka]
日本・女優 & 女優別絵葉書ギャラリーより この人と色々お話を交してゐますと、あゝこの人は實に頭腦明晰、冴へたひらめきのある近代令嬢だな、といふ感を益々深くさせるのです。 はたちださうですが、とてもとても、ふ … 続きを読む : 高峰 三枝子 [Takamine Mieko]
女優別絵葉書ギャラリーより 本名日野蓮子、明治三十九年、東京四谷永住町に生る。元芳町の松の家から「小僧」と名乗つて藝妓をしてゐたこともあつたが、松竹キネマ蒲田入社前までは武智蓮子と名乗つて五九郎一座にゐた。松竹入社は大正 … 続きを読む : 若葉 照子 [Wakaba Teruko]
日本・女優 & 女優別絵葉書ギャラリーより 明治卅九年群馬縣藤岡町生、日本女子大學女學部出身、大正十三年六月蒲田入社主演映畫「すね者」府下田端町一八六四大谷方 『國民新聞 附録 現代俳優寫眞と名鑑』(1927年2 … 続きを読む : 佐々木 清野 [Sasaki Kiyono]
映画史・日本 より 長野県、木曾に近いとある村。その日は村長の息子・松之助の祝言で皆が忙しそうにしていた。そんな中で複雑な表情を浮かべていたのが老大尉の森田であつた。というのも一年前に自身の娘・露子が松之助にたぶらかされ … 続きを読む : 1924 – 『大尉の娘』(野村芳亭監督、松竹蒲田)
映画史・日本 より 時は寛文(1661年)。播磨姫路の米問屋、但馬屋では一人娘の結婚が決まりにぎやかな雰囲気が漂つていた。 そんな中、一人浮かぬ顔をしているのが当のお夏(柳さく子)であつた。使用人の清十郎(中濱一三)と秘 … 続きを読む : 1926 – 『お夏清十郎』(重宗務監督、松竹蒲田)
以前に紹介した『妖婦五人女』絵葉書と同一人物が旧蔵していた全身写真。サイズは縦15.2×横10.3センチ。裏面には撮影日時と思われる「1927・8・26」の手書き文字が残されていました。 戦前の映画俳優のブロマイド(キネ … 続きを読む : 1927 – 柳さく子 スナップ写真
大正後期~昭和初期の日本女優についてオンラインで調べていると栗島すみ子、松井千枝子、川田芳子、筑波雪子、柳さく子の並んだ写真が検索に引っかかってきます。該当する女優全員のウィキページにも掲載されているため、この時期の邦画 … 続きを読む : 1926 – 『妖婦五人女』(松竹蒲田、重宗務&島津保次郎ほか監督)
風説と流言、妄言の戦前邦画史 これは蒲田撮影所が未だ、蒲田村の眞中に建てられてから間もない頃のお話です。主要な役割を演ずる女優さんやそのお相手に廻った方の名は、便宜上假名とさせて戴きます。 山田と言ふのは、當時、映畫劇製 … 続きを読む : 1928 -「明暗二女優物語」 (水口菊夫、『劇と映画』 昭和3年12月号収録)
風説と流言、妄言の戦前邦画史 国立国会図書館の「参考書誌研究」第77号(2016年3月発行)に同館の所蔵している発禁図書のリストが掲載されています(「国立国会図書館所蔵『発禁図書函号目録』-安寧ノ部・風俗ノ部-、 大塚奈 … 続きを読む : 1927 – 発禁本 『スター 秘話戀の文がら』(池田溪水、成行社、昭和2年)
1920s – Early 1930s Glass Negatives 戦前期に残されたガラス乾板14点。パスポートより一回り小型の手札判(10.8 × 8.25cm)が6枚と、その半分のサイズの名刺判(8. … 続きを読む : 1930年頃のガラス乾板14枚 (八雲理恵子、嵐寛寿郎、『東への道』ほか)
正月休みに吟松寺を訪れました。 1月5日朝8時半、晴れ間が見えたかと思うとすぐに小雨のぱらつきはじめるあいにくの天候でした。 前回は金閣寺脇を抜けて紙屋川沿いを北上するルートを取りました。今年は逆に鷹峯までバスで向かい、 … 続きを読む : 2022年1月5日 – 京都・吟松寺 雪の柳さく子地蔵
映画史・日本より 斯くて今度現はれた所は、大阪は西の方西宮と云ふ神戸との間の小さな町の夷屋と云ふ劇場であつた。彼女は最早その誇りとしてゐる聲樂のみでは舞臺に立つてゐられなくなつた。[曾我廼家] 五九郎のところに出て淺草公 … 続きを読む : 1920 – 「丹稲女史の過激派宣傳」 凩亭山人 、活動画報・大正9年12月号掲載
1925年(大正14年)初頭、『芝居とキネマ』新年号の巻末付録として作成された12ページの俳優名鑑。 劇界・東京歌舞伎俳優51名(25.0%) 劇界・大阪歌舞伎俳優26名(12.7%) 劇界・東西新派俳優29名(1 … 続きを読む : 1925 – 『現代俳優かがみ』 (『芝居とキネマ』 第二年第一号 大正14年新年号付録)
日本映画の黎明期から髪結い/ヘアデザイナーとして活躍された伊奈もとさんによる随筆集。古くから原節子愛好家界隈で知られており、彼女の残した名言「自分を卑しくすると、 あとでさびしくなるのでそういうことは一切しないようにして … 続きを読む : 1961 – 『髪と女優』(伊奈もと著、日本週報社)
伊藤大輔監督の初期傑作の一つ。こちらは公開(1929年9月20日)の5日前に発売された16ページの小説版。 現在国立映画アーカイブが所有している『斬人斬馬剣』復原版は9.5ミリ縮約版をブローアップしたものとなっています。 … 続きを読む : 1929 – 『斬人斬馬剣』(松竹、月形龍之介主演、伊藤大輔監督) 瀧本時代堂 説明本